くず湯の作り方など本葛のレシピと効能をご紹介
葛湯の作り方がわからないとか、原料の本葛の効能や栄養とカロリーについて国産本葛100パーセントの秋月本葛そばを看板メニューにさせて頂いておりますノンオイルで健康がコンセプトな十割手打ちお蕎麦専門店の目線で、くず湯の作り方など、くず粉のご紹介をさせて頂きます。
くず湯の原料である本葛粉とは?
本葛粉とは、【白い金】と呼ばれることもあります。その理由は、葛根からとれる世界でも質の高い料理用澱粉(でんぷん)だからです。
また秋の七草の1つであり、漢方では葛根と呼ばれ昔から一般家庭でも大変重宝されています。
くず湯の作り方とその他のレシピ
一般的には、【くず湯】です。
葛湯の作り方について以下の動画をご確認ください。
葛湯の作り方は動画でもご確認いただきました通り、流れがありますので文でもご紹介させていただきます。
まずは、15~20gのくず粉に対して、水を150~200cc入れて混ぜながらくず粉を溶かします。
次に、鍋に移して弱火で、へらを使い透明になるまで2~3分混ぜます。
最後に、水の色が白から透明に変わり、トロミがでてきましたら完成です。
他には、室町時代に御所へ献上された【葛粽(くずちまき)】、豊臣秀吉が大阪城落成の茶会で今井宗久や千利休らを客に【葛のねり】を出したことも有名です。
葛そうめん、ごま豆腐、葛まんじゅう、葛きりや葛きりサラダ、葛あんかけ、葛ようかん、葛粥、葛ロールケーキ、葛アイスなど、様々なシーンで名脇役として日本料理を演出します。
当店では、秋月本葛かけそばに本葛を使用しています。秋月本葛かけそばの詳細は、YouTubeチャンネルに公開していますので、この機会にご確認ください。秋月本葛かけそばのご紹介動画はコチラ
美容への効能や栄養とカロリー
よく◯◯に効くと書いてあるのを見かけますが、敢えて今回は食の根本からご紹介させて頂きます。※ご存知の方は、一部飛ばし読みしてください。
福井県吉田郡に道元が開いた曹洞宗の総本山、永平寺。
「食べ過ぎて死ぬ人はいるけれど、食べないで死ぬ人は今の日本ではいない。」永平寺、村山賢道老師。
ストレス社会の中で、あなたたち私たちが、満ち足りる必要があるのはお腹ではなく、精神。
永平寺の精進料理は1日カロリー1000カロリー。
その精進料理の中で、代表といえる胡麻豆腐。
この胡麻豆腐に使われるのが本葛です。
美容や栄養やカロリーのお話ですが、まず根本的にあなたの食を振り返って頂きたいです。
あなたにしかわからないと思います。
まず、振り返って頂いた上で、美容や栄養やカロリーについてご紹介させて頂きます。
まず美容に関しては、美肌。
栄養は、イソフラボノイドが多く含まれています。イソフラボノイドには、筋肉や血管の緊張を取る働きがあり、熱をさげる働きがありますので、風邪の時に葛湯や葛根湯をすすめられているのです。
効能としては、肩こり、ストレスによるイライラ、不眠を解消。
高血圧や狭心症も日頃から葛粉をとるようにすれば予防すると言われています。
気になるカロリーは、350〜390カロリー(100g)と低カロリーです。
片栗粉との違い
「片栗粉と本葛との違いは、特にその香りにある」と言われます。
風味、きめの細かさ、素材の旨味をいかす力、そして、薬効。
白い金と呼ばれる本葛と片栗粉の違いは、値段にもはっきり表れていますように、本葛は高価な澱粉であります。
秋月本葛について
水の郷。城下町。本葛の里。
春には桜、秋の紅葉が、美しく福岡の名所。
それが、福岡の小京都と呼ばれる秋月です?
秋月本葛の廣八堂は、創業明治8年の130年以上歴史のあるプロ専門家など知る人ぞ知る存在です。
京都日本料理の名店や宮内庁御用達の菓子専門老舗との取引の歴史が長く、一般のお客様に知られ始めてからは、まだ日が浅いようです。
とにかく、品質管理の徹底をされており、葛の生産工場としては、日本唯一の設備を誇る廃水処理場を準備し、環境対策にも万全を期している最高の本葛メーカーさまです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は5つに分けて本葛についてご紹介させて頂きました。
1.本葛粉とは?
2.本葛レシピ
3.美容への効能と栄養とカロリー
4.片栗粉との違い
5.福岡県の小京都秋月本葛(国産100%)について
本葛には水が大切です。
本葛の香りは、水で変わります。
私たちこんさい館は、水にこだわり、ホタル舞う福岡県古賀市薬王寺で本葛料理をお届けしています。
さらに、水にこだわり、素材そのものの味を楽しんで頂きたいので、香辛料や調味料もなるべく使わずにだしをとる昆布にも、海流の激しい場所で育ち味も身もしまった「利尻昆布天然一等検」を使用しています。
以上、大変長くなりましたが、最後に、今回の記事を書かせて頂いた上で、参考文献としまして非売品の葛記念館(発行:廣八堂)を引用させて頂きました。
その葛記念館の中で登場するコトバをご紹介させて頂きます。
「衣を着せれば着せるほど、料理に大切な季節感がなくなる。」
こんさい館